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院内ビューと防犯について

院内ビューを掲載すると防犯上問題?

360度パノラマツアーをホームページ上に掲載することは防犯上問題だと懸念されるケースがあります。
歯科医院においての「Googleインドアビューを掲載したことにより、防犯カメラの位置などが明確になり、窃盗に入られた」という話が出ているからです。
実際にあったケースは、インドアビューというより通常のストリートビューで高級住宅地をチェックして、窃盗を繰り返していたというもので、インドアビューを利用した犯罪ケースが頻発しているわけではありません。
しかし、防犯上少しでもリスクがあるものは当然排除すべきなので、高品質360度パノラマツアーでは防犯上のリスクがあるのかを考えていきたいと思います。

そもそもGoogleインドアビューとは違う

そもそもGoogleのインドアビューとは違うということが、まだまだ浸透していないようです。
Googleのインドアビューは、一連の続きを撮影してアップしなくてはいけないため、入口、廊下など全てのポイントで撮影します。
それに対して株式会社live forで提供している360度パノラマツアーは患者さんが必要としている箇所、医院さまが伝えたい箇所のみの撮影しか行いません。
受付・待合室、チェア、カウンセリングルーム、レントゲン・CT室などです。
全ての部屋を繋ぐ箇所を撮影するわけではないので、犯罪者からしてみたら「死角」だらけになります。そのため、360度パノラマツアーが防犯カメラの位置を特定するために利用され、窃盗に入られるということはなかなか難しいものとなっています。

画像修正・注意書きが防犯対策に

それでも気になる場合は、360度パノラマビューの画像修正を行ったり、そもそも真上を向けないように設定をすることもできます。
防犯カメラを画像修正する場合は、パノラマビューの埋め込み窓の下に「防犯上の都合により、防犯カメラの修正を行っています」という注意書きを載せておきます。
パノラマビューの中に防犯カメラが映っていても映っていなくても、この注意書きがあることで、防犯カメラの位置が全く参考にならなくなります。

むしろ防犯カメラを映す

しかし、上記にあるような注意書きに加えて、逆に防犯カメラをしっかりと見せるということで防犯上役立てることもできます。
「うちの医院は防犯上ここまで対策している」ということを演出することで、ターゲットから外される可能性が高くなります。
犯罪者側から見て、そもそも個人的にターゲットにされるケースを除いて、「簡単に入れるところ」がターゲットになります。

個々の防犯対策を万全にする

もちろん侵入窃盗に関して100%大丈夫ということはありません。
撮影箇所が限定されている360度パノラマツアーは、全ての箇所を公開するインドアビューほどのリスクはないと考えられます。また、演出によってもそのリスクを下げることが出来るのが、オーダーメイドで制作する高品質パノラマツアーの強みでもあります。

平成29年の侵入窃盗に関しては、病院・診療所が全体の1.8%という数字が発表されています。侵入窃盗の対策には、警視庁も対策方法を公開していますので、そちらもご確認ください。

警視庁|侵入窃盗の防犯対策

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