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ゴルフ場|ここが違うドローン空撮動画と360度パノラマツアーの違い

ドローン空撮動画と360度パノラマツアー制作は全く目的が違う

ゴルフ業界でもプロモーション制作において、ドローン空撮動画を入れるケースが少しずつ増えてきました。
ゴルフ場が各コースを空撮動画で演出しておきたいというのは、ドローンが出始めたころから注目されてきていて、広大な敷地などを伝えるために上空からの映像は役立ちます。
しかし、いざドローン制作の依頼をしようとしても、料金費用や演出方法などはまだほとんど確立されておらず、やはり相場もクオリティも分かりづらいというのが現状です。

ゴルフ場ドローン空撮動画で抑えられること

ゴルフ場のドローン空撮でユーザーさんに伝えられることはコース全体像と雰囲気です。
そしてそのドローン空撮動画の演出は主に二つあります。

①各コースの紹介動画
②ゴルフ場のプロモーション制作

一つ目の各コースの紹介動画に関しては、各コースごとに空撮を行い、各紹介ページに埋め込みます。二つ目のゴルフ場プロモーション制作は、コース紹介ではなく、ゴルフ場のイメージ動画制作のためにドローン空撮ショットも入れるというプロモーションです。

動画制作の料金費用は?

では料金はどうでしょう。

18ホール全てのコース紹介動画制作となると、だいたい30~50万円くらい、フリーのドローンパイロットに依頼するので10~20万円くらいが多いようです。
イメージ動画制作になると、ドローン空撮の部分だけでだいたい20万前後、他の映像撮影などを行うと50万円から200万円くらいと幅が広がってきます。

ドローンコース紹介動画は本当に効果があるのか?

各コースの紹介動画をドローンで制作することは、株式会社live forではあまりお勧めしていません。
というのも、その効果に投資価値があると思えないからです。
コース紹介動画を20万前後で制作するのは簡単です。そしてユーザーにとってイラストや写真よりわかり易くなるのも事実です。
しかし、その投資を回収するほどの力があるのかというと、疑問が残ります。その大きな理由は以下の2点です。

①コース紹介動画では新規ユーザー獲得にはつながらない
②結局受動的に映像を観ることになるため、最終的にしっかりと見られない

新規顧客獲得には

コース紹介動画を安くドローン空撮したところで、顧客の「ここでプレーしたい」というディシジョン・ファクターを抑えることにはつながりません。
たまたま自身のプレーレベルとゴルフコースのレベルがマッチしていそうだという場合には予約につながるかもしれませんが、とても限られています。

そのため、新規顧客を獲得するためには、ゴルフ場全体の魅力を抑え、ターゲットユーザーのディシジョン・ファクターを明確にした総合動画を制作する必要があります。コースのドローン空撮シーンは、あくまでそのうちの一つと捉えています。

受動的と能動的

18ホール分のドローン空撮動画を公開しても、結局ティーグラウンドからグリーンまでのワンパターン的な動画が並ぶことになります。
動画であるため、再生して流れる映像をどうしても受動的に受け取ります。
自分のペースで観たい箇所をしっかりと確認できないため、結局全ての映像をチェックするユーザーはほぼいません。
つまり、ページ滞在時間を上げ、離脱率を下げるというSEO効果の期待もできなくなってしまいます。

それに対して、360度パノラマツアーは、360度の”静止画”ツアーなので、ユーザーは自分のタイミングで、自分の観たい分だけ観ることが出来ます。
能動的に情報を得ることが出来ることは、上記に挙げたページ滞在時間と離脱率において効果が発揮され、最終的にオリジナルホームページの上位表示から認知度アップにもつながります。

まとめ

ゴルフ場のプロモーションでは、新規顧客獲得と、コース紹介は別として考えることが重要です。

新規顧客獲得には、総合的なゴルフ場プロモーション動画を制作し、コース紹介においては、ユーザーが能動的にチェックできる上空360度パノラマツアーが有効です。
360度パノラマツアーは受動的に静止画を確認するため、ホームページ滞在時間向上と、離脱率軽減につながり、SEO効果につながり、最終的に認知度アップにもつながるのです。

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