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5G時代|動画の次へ

データ通信5Gによる動画時代から次の時代へ

2020年のデータ通信5G時代を目前に、動画プロモーション制作が広がってきています。
株式会社live forで対応している、ホテル・ブライダル、ゴルフ場、医療系、アウトドアはもちろん、業界問わず動画でのプロモーションを行う企業、施設が日に日に増えてきています。

しかし、株式会社live forでは、その先の準備こそが、これからのプロモーションにおいて重要になってくると考えています。

単にプロモーション動画制作することの落とし穴

まず、大前提として、効果性の高い動画プロモーションを制作することが重要です。

動画でのプロモーションを行うことは急務になってきているのは事実です。
画像やテキストと比べて伝えられる情報量が桁違いの動画は、5G時代に向けて必須要素の一つになるでしょう。その差は、ホームページを持っているのと持っていない差に近いくらいのインパクトがあると考えています。

しかし、その流れに乗ろうとして、動画プロモーション制作を行い、効果を得られない”落とし穴”にはまってしまうケースが多く見受けられます。

その一番が、「目的を明確にしない」で映像制作をしてしまうということです。
目的を明確にしないことで、動画とその目的が結びつかず効果を得られないということが起きてしまいます。

・ゴルフ場:単純にコースをドローン空撮動画で紹介するだけ⇒新規顧客獲得につながらない
・ホテルやブライダル:「とにかくカッコイイ動画」を作る⇒ターゲットにしている顧客層とのギャップが生まれることによる逆効果
・歯科医院:テンプレート的なスタッフがみんなで登場する動画⇒技術、ドクターの経験や医院の対応診療項目が不明確でユーザーが求める情報が伝わらない
・キャンプ場:ドローン空撮の雰囲気だけの動画⇒区画の広さや設備などの情報がキャンパーさんに伝わらない

などがそれに当たります。

その為、動画を制作することは重要ですが、それ以上にその動画プロモーションを「何のために」制作するのかを明確にし、それに応える動画制作がそれ以上に重要になります。

動画が差別化につながるのは一瞬|イノベーター理論

時代の変化のスピードは想像している以上の速さです。今2020年に向けて動画を急いで準備している企業が多々ありますが、「うちは動画でプロモーションしているよ」と言えるのはおそらく3から5年程度だと株式会社live forでは、考えています。つまり、動画制作はすぐに最低限の演出になるということです。

有名なマーケティング理論の一つ、イノベーター理論をみるとその意味が分かってきます。
新しいサービスや製品が市場に投下された際に、それが浸透するのかしないのか、そして浸透するとしたらどの速度で浸透していくのかを数値化しています。
イノベーターとアーリーアダプターを合わせた16%を越えればそれは浸透し、更に16%までにかかった時間と同じ時間で50%まで浸透、更に同じ時間で80%まで浸透するというものです。

16%を超えるのは、データ通信5Gのお陰でおそらく超えてくると思いますが、それまでにかかるスピードは各業界においてせいぜい1,2年ではないかと思っています。その理由は、以下の2点です。

①そもそもホームページ対策をしていない施設は競合にならない
②イノベーター理論はインターネット普及前の数字

一つ目のホームページ対策をしていない施設はターゲット外ということですが、各業界の施設全体の動画導入パーセントが16%に届くことが重要なのではなく、通常のGoogle検索をして2,3ページ目までに出てくる施設の動画導入率と普及スピードが重要です。動画を入れることによるSEO効果などから、動画を入れていないホームページはどんどん上位表示から漏れていきます。結果ユーザー検索に漏れ、認知されなくなってきます。そのため、独自性を伝え、競合他社との差別化を目指す施設からしてみれば、ホームページ対策をしないところはそもそも関係なくなります。

二つ目はこの理論がインターネットがない時代に確立されているということ。つまり、情報伝達の速度が格段に違う時代においては、その速度がより速いということが言えます。

この2つのポイントを考えると、競合となりうるGoogle検索において上位に挙がってくる施設で、動画を導入する施設の割合が50%、80%までに達する速度は想像以上に速いでしょう。

動画の次を抑えるのが高品質パノラマ

株式会社live forで考える動画の次は高品質360度パノラマツアーだと考えています。(⇒高品質とは

というのも「静止画」だからです。

少し時代に逆行しているように聞こえるかもしれませんが、一枚の写真と比べたら動画の方がはるかに伝えられる情報量が多くなります。その動画と比べて静止画だと情報量が下がってしまうと勘違いされるかもしれません。

しかし高品質360度パノラマツアーがなぜ動画の次の時代かというと、

①能動的に情報を得られる
②情報の精度が動画より高い

からです。

動画はユーザーからしてみたらあくまで「受動的に」情報が流れてきます。そのため、本人の意思とは関係ないところからくるストレスが無意識に働き、更に自分が必要としていない情報量が多すぎる、あるいは自分が欲しい情報を自分の意志で獲得することが出来ません。それに対して360度パノラマツアーは、静止画の中にポップアップによる情報を埋め込み、各業界のユーザーニーズに応える情報を伝えることが出来るようになります。そのためIPT(information per time)は上がり、更にその精度が高いのが高品質360度パノラマツアーなのです。

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