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歯科医院動画では、院長・スタッフが顔を出すべきか

インタビュー動画に院長・スタッフが顔を出すべきか

歯科医院のインタビュー動画制作で、「顔を出したくない」という院長先生は多くいらっしゃいます。
また、「スタッフが顔出しで出たくないと言っている」というケースも多々あります。
多くの動画制作会社では、院長の顔出しインタビューシーンは必須になっていて、必ず顔を出すことを推しています。
今回は、院長が顔を出すべきか、スタッフも出るべきかについてです。

インタビュー形式の歯科医院紹介動画

院長・スタッフが顔を出せば、歯科医院を探している患者さんにとっての安心材料となることは間違いありません。
ちょっとした虫歯治療であればそこまで気にすることはありませんが、矯正治療やインプラント治療など、自費で治療期間が長くなる場合は、院長の表情や話し方なども患者さんにとっては重要なポイントです。
写真などで院長の顔写真を載せていたとしても、雰囲気や人柄はなかなか伝えることが出来ないため、動画で院長のトークシーンを入れておくことは効果が高いと言えるでしょう。

インタビューなしの医院紹介動画

インタビューシーン(顔出し)がない場合、テロップで各歯科医院の特徴を演出することになります。
インタビューがある場合と同様に、事前に特徴や強みをヒアリングし、それに合わせて撮影するシーンなどを決めて動画制作をしていきます。
顔を出さないメリットとしては、シンプルな感じの映像に仕上がることと、「CM感」が少ないこと、そしてスタッフを撮影していた場合のスタッフ離職の問題がないことです。

テレビCMのような演出について

最近歯科医院の紹介動画で、アニメーションやナレーションを利用し、更にスタッフ総出で手を振る演出などが増えてきています。

株式会社live forの歯科医院紹介動画制作では、テレビCMのようなナレーション、アニメーション、あるいはスタッフを強調した映像制作はお勧めしていません。

なぜそれらを導入しないかというと、医療だからです。

アニメーションなどを活用したり、スタッフが元気に手を振って「お待ちしています!」と言えば、見ているユーザーには印象に残る映像になります。問い合わせもそれなりに増えるでしょう。
しかし、ディシジョンファクターの観点で考えると、ターゲットが一気に狭くなり、更に一番難しい「感情」の部分でリスクが生じてしまうと考えています。

アニメーション、スタッフ演出が伝えること

アニメーションやスタッフが手を振る演出などで伝えられることは、医院の「明るさ」「元気」などです。
明るい雰囲気や、元気なスタッフがいる医院を探している人にとっては、申し分なく効果が高くなるでしょう。
しかし、あまり人と接することが苦手な人からしてみると、過度に元気な演出は逆に敬遠したくなってしまいます。
またテレビCMのような演出にすると、【医療>サービス】ではなく【医療<サービス】となり、本当に困っている症状を解決できるのかという不安になっていきます。
更に治療費に対する不信感まで出てしまいます。

ゴールは「問い合わせ」からの「新患相談予約」

歯科医院の紹介動画は、あくまで新患問い合わせを増やすことです。
院長の表情がわかるものは、安心感にはつながりますが、過度なメッセージや、歯ブラシプレゼントなどの来院につながるオファーは時として逆効果になります。

問い合わせに必要な要素=ディシジョンファクターを抑えることで十分そのゴールを達成させることが出来ます。
医院の強みと特徴、そして患者さんが求めている情報をしっかりとすり合わせることで、十分効果性の高い動画が出来上がり、更に埋め込むホームページとのギャップもなく集患につながるのです。

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