Thinking

各歯科医院の強みを引き出し、患者さんに伝える

他にない演出、かつ医院の強みを引き出す力

歯科業界の現状

「歯科医院はコンビニより多い」というのはよく耳にします。
実際90年代後半から約20年で約10,000軒増の70,000軒まで増え、医院経営においても、その強みを患者さんにしっかりと伝える方法が模索されてきました。

一昔前までは、「資格」「経験」が患者さんを引き付け、患者さん同士の紹介につながっていました。
しかし、ネットが当たり前になり、口コミより先にいかに検索上目に留まるところにHPを持ってくるのか、という時代が来ました。

しかし、ネットがここまで広がった分、一過性の広告などが広がり、お金の投資額に比例して認知度が上がり、患者さんにとって本当にマッチした歯科医院を見つけることがとても難しくなっているのが現代です。

その中でトラブルが急増し、2018年医療広告ガイドラインにおいてHPの内容にメスが入ることになりました。

患者さんが求めているものとの治療ギャップ

補綴分野において徹底的に治療を行ってきている先生、矯正歯科に特化している先生、インプラント治療の経験が豊富な先生など、各歯科医院の強みは様々です。

それに対して患者さんの側の主訴も様々で、更に歯科に関する知識のレベルも様々です。

解決しなくてはいけないのが、患者さんの治療に対するニーズと、実際の治療との間にギャップが生まれることです。

例えば矯正治療において、マウスピース型矯正装置(インビザラインなど)を患者さんが求めていて、実際の不正咬合の状態をチェックしてみると、噛み合わせ自体から治療をしなくてはならないケース。マウスピース型矯正装置でも噛み合わせから治療できる歯科医であれば問題ないのですが、噛み合わせを正常にすることなく、前歯の叢生だけを揃えて終わりにしてしまうというケースもあります。

一見綺麗になっていますので、患者さんは喜びますが、時間が経ってからの後戻りや、顎関節への悪影響などを考えると、後からトラブルが生じるということも多々あります。

永く安定した咬合を提供するのが正しいという歯科医がいるのと同時に、とりあえず患者さんの求めていることを対応して終わりという歯科医がいるのも事実です。

とにかく患者さんを獲得する??

そのような患者さんのニーズと、実際のギャップが生み出すトラブルは、先に書いた歯科医院の数が多くなりすぎていて、患者さんを一人でも多く獲得しなくてはならないという状況から来ているのだと思います。

一人でも多くの患者さんを獲得することは、間違っていることではありませんが、本来の各医院ごとの強みをしっかりと患者さんに提供できれば、もう少し業界全体が安心できるものになるのではないかと株式会社live forでは考えています。

歯科医院360パノラマツアーは医院の強みを患者さんに伝えるためのもの

歯科医院向けの360度パノラマツアー制作は、各歯科医院の魅力、強みを患者さんにしっかりと伝えるためのツールです。

よく勘違いされてしまうのが、「綺麗な医院を見せるため」という視点。

間違っているわけではないのですが、綺麗な医院と治療の質は常に同じとは限りません。
清潔感がある医院であるのは必要な要素ですが、あくまで歯科医院の各歯科分野における強みを正確に患者さんに伝えることです。

そのために必要なのは、各院長先生との打ち合わせです。
カメラマンを準備して撮影してパノラマを作るだけでは決して患者さんにとってのベストな情報提供にはならないと思っています。
あくまで歯科業界に精通しているディレクターが対応し、そのうえで映像制作を手掛ける、それが今の世の中に必要なことです。

それはインタビュー動画においても同じことです。
単にカッコいい映像を作ることが目的なのと、患者さんが求めている情報、そして医院が患者さんに伝えたい情報、その両方を入れ込むことが、患者さんに対して必要なことだと考えています。

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