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受動的と能動的

受動的情報獲得と能動的情報獲得

通信5G時代を目前に、動画プロモーション制作を急ぐ企業、施設が増えてきています。

しかし動画プロモーション制作だけだと、数年内に「当たり前」になり、他社との差別化が出来なくなることは【5G時代|動画の次へ】に書いた通りです。

では、動画プロモーションと、高品質360度パノラマツアーの一番の違いは何でしょうか?
それは、ユーザーが情報を取りに行く際のスタンスになります。
動画は受動的に、360度パノラマツアーは能動的に情報を受け取るという違いが、最も大きな違いになると考えています。

受動的に情報を受け取るのがプロモーション動画

動画は、再生ボタンを押して、自動的に流れる情報をユーザーが受け取ります。
当然動画なので、再生速度や、受け取る情報の出てくる順番などはユーザーが選択することが出来ません。

その為、動画制作の中の「編集」においては、ユーザーが途中で再生を止める、画面を閉じるなど、離脱しないように設計する必要があります。

■動画のメリット

イメージ、ブランド訴求にはもってこい
画像よりはるかに情報量が多い

■動画のデメリット
情報が一方的
本当に細かく確認するのに向かない:例 ゴルフ場のコース紹介 ホテルの部屋設備確認

能動的に情報を取りに行くのが360度パノラマツアー

それに対して、360度パノラマツアーは、ユーザーが見たいように、見たいだけ見ることが出来ます。
ホテルの部屋ごとの設備を確認したり、ゴルフ場のコース戦略を立てるためにもパノラマツアーは役立ちます。

■360度パノラマツアーのデメリット

イメージ訴求、ブランド力向上には直結しない

■360度パノラマツアーメリット
ユーザーが求めた情報を、ユーザーが思ったように見ることが出来る。
ホームページ滞在時間を上げる効果が大きく期待できる

やはり目的をしっかりと明確にすることが重要

動画にしても、パノラマにしても、それぞれのメリットとデメリットがあります。

それをしっかり理解したうえで、動画とパノラマを最大限活用するためには、まず大前提として映像制作の目的を明確にすることが最重要です。

目的が明確でないまま映像制作を行った場合に何が起きるのか、よくあるケースでご紹介します。


・集客を考えたGoogleインドアビュー

残念ながらインドアビューに集客力はありません。お店の雰囲気を伝えるのが限界のため、よほど綺麗な内装のホテルや、雰囲気だけを気にしているユーザーがレストランを探す際には少し上がる程度になってしまいます。
パノラマ内の移動導線がありすぎる為、ホームページ滞在時間を上げる効果もほぼ期待できないというのも現状です。

・集客を考えた単なるコース紹介動画

最近急激に増えてきているのが、コース紹介を18ホール分ドローンで撮影して、HPに埋め込むというケース。
集客につながると思っての映像制作ですが、コースの雰囲気を伝えるまでにとどまり、やはり集客力は見込めません。
また上に書いたように、受動的に情報が流れてくるため、ユーザーにとってもコース攻略を考えるための映像にもならず、1人のユーザーが18ホール分全て動画を再生するケースはほぼないでしょう。

それぞれのメリットに合わせた活用を

では、目的を整理すると何が変わってくるのかを見てみましょう。

上に書いたゴルフ場のケースでは、目的が「集客」であるならば、コース紹介のドローン動画ではなく、”コースのドローン映像も含むゴルフ場プロモーション”を作るのが答えになります。

また、コース紹介においては、受動的に情報をとれるドローンによるパノラマツアーが”間接的に”効果を発揮します。
間接的というのは、360度パノラマビューだけでは集客力はないということです。ただし、能動的に情報をとれるパノラマツアーだからこそ、その各コース紹介をユーザーが細かく確認し、ホームページ滞在時間を上げることにつながります。
ホームページ滞在時間を上げるということがSEO対策になり、上位表示の認知度アップからの集客につながるのです。

映像制作は、制作前、制作中、制作後が重要

目的を整理し、それに合わせた映像制作をするためには、他にもポイント、要素があります。

このThinkingでも情報提供をしていますが、各業界ごとのレポートにもまとめられていますので、ご興味ある経営者の方はレポート請求フォームよりお問い合わせください。

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