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医療系ウェブサイトのアルゴリズム変更対策として

医療系ウェブサイトのアルゴリズム変更対策として

2018年に医療系ウェブサイトのGoogleアルゴリズムが変更されました。
それまでトップページにあった医療系サイトでも、一気に5ページ目くらいまで落ちてしまったり、逆に一気に上位表示されることでPVが10倍近くになるサイトなど、大きな変化が起きました。

コンテンツ重視の次のステージ

これまで無駄な被リンクを大量生産する時代から、コンテンツ重視の時代へ進化し、よりユーザーにとって役立つページが上位に来るようになっていました。
しかし、ここにきてその「ユーザーにとって役立つページ」を測る物差しが変化しました。重要キーワードを盛り込んだり、文章量が重要視されていましたが、より精度が高いサイトをGoogleが判断するということです。

滞在時間と離脱率

その一つの物差しとして、ユーザーのページ滞在時間と離脱率が重要だと考えられます。
「貴重な情報があるからユーザーがそのページを見るために時間をかけている、ほかの有効な情報を求めて同ドメイン内を移動している」ということを表しているからです。

そのため、プロモーション映像を自社ホームページに埋め込むことは、大きなアドバンテージにつながります。
動画であれば動画を再生している時間中、360度パノラマツアーであれば各部屋とポップアップを確認している間中滞在時間が上がるからです。

滞在時間を上げるために重要なこと

ページ滞在時間のカウントは、最終離脱ページに滞在している時間を加算しないようになっています。そのことを念頭において動画制作と埋め込みを行うことで初めてSEO対策につながります。

①「見やすさ」が最重要
・動画:特にアクセス動画にみられるものですが、縦揺れの補正ができていないことにより、ユーザーが見づらく結局再生されないというものが多く存在します。中には手作り(スマホなどで撮影)の動画を埋め込んでいる場合がありますが、そのまますぐに離脱につながり、逆効果につながることもあります。
・パノラマツアー:Google院内ビューに見られますが、結局移動同線がわかりづらく、すでに物珍しい時代が過ぎたのでページ滞在時間に対する効果がほぼありません。

②埋め込み位置
作成した映像を自社HPに埋め込む際にとにかくわかりづらい位置にしてしまうケースがあります。
これまでのHPのデザインを崩したくないということはわかりますが、ユーザーの目に留まらなければ価値はありません。

③次のページへの導線
最終離脱ページが滞在時間にカウントされないため、映像を埋め込むすぐ下に「料金」などのユーザーが求めるページへつながるボタンを目立つように置くことが重要です。せっかく映像で時間を確保しても、次のページに行かない限りSEO対策として機能しません。

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