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実はシンプルな構造|自社HPからの予約獲得

自社HPの集客アップ術~動画や360度パノラマビューの導入でブランド価値を向上

ホテル・旅館業界に共通する、「自社HPからの予約獲得率を上げたい」というニーズに応える超高解像度360度パノラマツアー制作。2019年3月号の月間ホテル旅館さまにも弊社サービスを特集記事で掲載頂き、注目度も上がってきた360度パノラマツアーですが、実は自社HPからの予約という観点においてはシンプルな構造をしています。

①ユーザーが自社HPを観る⇒ページ滞在時間と離脱率軽減からのSEO効果

②臨場感抜群の超高解像度パノラマツアーを観る⇒魅力が伝わる

③そのまま予約する

これだけの構造です。

この自社サイトからの予約獲得のために、HPのデザインを考えたり、コンテンツを考えたり、写真を撮り直したり、といったことがこれまで行われていましたが、360度パノラマツアーは、ユーザーニーズに応える技術で、HPに埋め込むだけで予約獲得に大きく影響します。

しかし、このシンプルな流れの中で、集客に機能するポイントがいくつかあったりします。

そもそも他に手段がなかった

月間ホテル旅館さまにも掲載頂きましたが、これまでホテルの魅力を伝える手段は、写真とコンテンツのみでした。
写真の過度の加工は論外としても、ホテルを建てた当初の写真をずっと使っていたり、あえて夜のライトアップした写真のみの掲載にしたり、出来る限り”綺麗にみせる”という演出をしているホテルも多いのが現状です。

しかし変にごまかしをすることで、逆に宿泊客のイメージダウンにつながり、マイナスの口コミやクレームにつながるケースも存在します。

これは、ホテルの魅力を正確に伝える手段がなかったため、ある意味仕方のないことだったかもしれません。

360度パノラマツアーに隠されたポイント

これに対して360度パノラマツアーは、ユーザーにホテルの魅力をそのまま伝えることに役立ちますが、この自社HPからの予約につなげるために、いくつかポイントがあります。

①パノラマビューの質

パノラマビューの質は大きく影響します。すべてのアングルごとに最適な光の調整を行って撮影し、拡大してもボケないレベルのパノラマビューを制作します。臨場感を持った画像が、宿泊イメージにつながり、予約率に影響を与えます。

②わかり易さ

意外にパノアマツアー制作においての落とし穴がこれです。ここでは詳細を公開できませんが、各部屋の360度パノラマビューをつなぐパノラマツアーにおいては、ユーザー導線等をわかり易く、操作性を高める必要性があります。ユーザーが、部屋のツアーをスマホ上で行っているときに、少しでも直感的操作に支障が出ると離脱につながってしまいます。そのため、わかり易さ、つまり操作性を計算して制作する必要があります。

③IPT(Infomation per time)

IPTはinfomation per timeの略で、特に動画・映像の世界でいわれるようになった言葉です。時間あたりの情報量の高さを図る尺度ですが、動画に限らず、パノラマツアー内のポップアップ演出もIPTを高めることに機能します。このポップアップもポップアップを入れた方が良い場合、入れない方が良い場合と、ホテルごとに演出の仕方を考える必要があります。それは、ホテルの推したいポイントによって違い、更にそのホテルに来るお客様の層によっても変わってきます。

③自社HP内の設定

パノラマを埋め込む位置、そこから予約へつながる導線の設計が重要になります。
最大限パノラマツアーの効果を高めるためには、最終的な予約につながる導線をわかり易く設計する必要があります。

まだまだこれからの演出

今回月刊ホテル旅館さまに掲載頂けたのは、まだまだこの技術が世の中に浸透してないから、というのも一つの理由だと思っています。

パノラマツアー自体は数年前からグーグルストリートビューやインドアビューや、簡易カメラなどが売られるようになり身近になってきましたが、予約につながるレベルの技術がまだ確立されていませんでした。2018年後半になってクオリティが高い映像制作が出来る企業が少しだけ出てきている程度で、まだまだこれからの演出です。

しかし、5年後、10年後には、簡易カメラレベルから超高解像度まで、パノラマツアーでの演出は当たり前になると思います。
つまり今からその当たり前の時代を見越して、集客につなげるには、その裏側にあるユーザーニーズを読み取り、画面上の裏側に設計された計算がキーになるのではないでしょうか。

常に映像を作ることを目的とするのではなく、その映像が「何のためか」を明確に展開していきたいと思います。

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