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高品質360度パノラマツアーの制作ステップ

高品質360度パノラマツアー制作はどのように制作されているのか

360度パノラマツアーは、Googleのストリートビューやインドアビューが有名です。
ご存知の通り、Google本体が撮影、編集を行っているのではなく、撮影者(撮影会社や個人カメラマン)が撮影し、データを自動でGoogleマップに埋めるという仕組みです。
インドアビューは、施設の雰囲気を伝えるツールにはなりましたが、それ以上の情報が入れられないという現状がありました。
それに対して、高品質(株式会社live forでは、映像の美しさと、ユーザーが求める情報が伝えられるものを高品質と考えています)360度パノラマツアーは、制作前段階から違います。

STEP1 ユーザーニーズの確認

施設さまの強みや特徴をヒアリングするのはもちろんですが、各業界のユーザーニーズを明確にすることから始まっています。

ホテルやブライダル業界では、部屋の美しさ、食事処や温泉の雰囲気など、施設そのものの魅力が大きく予約に影響を与えます。
キャンプ場などのアウトドア業界であれば、周辺の自然環境はもちろん、サイトの広さや設備などの情報が必要になります。
歯科業界では、医院の綺麗さよりもドクターの経験、得意分野、治療に使う機器類や治療法などの情報が患者さんにとって必要です。
その為、ポップアップでの情報は、特に歯科医院さまでは重要になります。

STEP2 360度全方位撮影

実際の撮影においては、360度全てのアングルの撮影が必要になります。
これは建物内でも外でも、アングルによって明るさが違うということを意味しています。
その為、同アングルごとに数枚露出が違う画像を撮影し、実際1枚のパノラマビューにする際に明るさの差が出ないようにします。

STEP3 パノラマビューの編集

全方位の撮影を行った後は、1枚のパノラマビューにする作業が入ります。
撮影した同アングルの数枚の写真を合成し、明暗がアベレージになるように調整します。
さらに、拡大した際にもズレが生じないようにする微調整を全てのアングルで行い、一つのパノラマビューにします。
この際特に木目や大理石のように、壁一色でないケースは相当の技術力が必要になります。
更に三脚消しをする際には別アングルで撮影しておいた画像と差し替え、違和感がないように編集をかける必要があります。

STEP4 パノラマビューをパノラマツアーにする

各部屋ごとのパノラマビュー画像が出来あると、次は各部屋を繋ぐパノラマツアーの編集になります。
導線を明確にすることは、ユーザー離脱にかかわる部分なので、わかり易い設計が必要かつ、余計なエフェクトは入れないようにします。
同時に歯科医院のパノラマツアーのように、情報を重要視する業界では、事前に打ち合わせを行ったポップアップ写真と解説文章を埋め込みます。
ポップアップの情報は、ユーザーにとって重要だけでなく、ページ滞在時間に直結するため、しっかりとした設計が必要になります。

STEP5 テスト、埋め込みコード

全ての編集作業が完了すると、サーバーへの保存と、動作確認です。
部屋と部屋を繋ぐツアーは、両方からの導線設定が必要になるため、抜け漏れのないようチェックが必要になります。
動作確認が出来ましたら、納品前の最終チェックを行い、埋め込みコードを納品する形でクライアント様ホームページに表示されるようになります。

経験を積んだクリエイターによるパノラマツアーが高品質を支えている

このこのように、単に撮影して、自動処理で終わりということではなく、全ての作業に完了形のイメージが出来た状態でのクリエイターの技術が必要になります。
株式会社live forいう「高品質」とは、感動できる「映像の美しさ」だけでなく、「ユーザーニーズをカバーしているか」ということです。
前者はクリエイターの技術と経験、後者はディレクターのマーケティング力とヒアリング力に影響されます。
どちらもバランスをとって初めて、実際に集客、集患につながる映像となっています。

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